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☆ 作品についての項目において、文末に、私が御紹介したい音源も挙げています。


・ Intermezzo

元々、幕間の音楽や日本的に言えば幕間狂言的なものを「Intermedium」と言っていました。
これが転じて、後に多楽章形式 (第1楽章、第2楽章.....第x楽章 で構成される音楽の形式のこと) の音楽における挿入的、
若しくは経過的な短い楽章を「Intermezzo」と言って指すようになったそうです。
19世紀のロマン派の音楽以後は、叙情的な独立した器楽の小品にタイトルとして付けられるようになりました。
「Intermezzo」というタイトルの作品は、キャラクター・ピース (日本語に無理矢理直すと「性格的小品」) として
扱われています。勿論、語源となる"幕間の音楽"という意味でも、現在使用されています。

キャラクター・ピースとしての「Intermezzo」として代表的なものは、J.Brahms[ブラームス]の作品...
私が大学3回生の時、後期の専攻実技試験の課題曲でした.....
J.Brahmsの音楽は音色作りが難しいので、 随分と悩んだ記憶があります。




・Francis Poulenc "Capriccio" pour deux pianos 

フランス6人組の1人、F.Poulencの1952年作品 声楽と管弦楽の為の作品「仮面舞踏会」の中の Finale
とあるピアニストの要望を受けて、F.プーランク自身が、1952年に2台ピアノの為に書き直したものらしいです。

F.Poulencの"私の歌曲の覚え書き"によると、元の「仮面舞踏会」という作品について、

私は「仮面舞踏会」で我々にとって、ごく親しいパリ郊外の雰囲気を讃える方法を発見した。
ここには、マックスの台詞の随所に出てくる思いがけないきびきびとした言葉のおかげで、
私はそれを楽器を通して生かすことになった。
とある。

2台Duoとして書き直されたこの"Capriccio"はFinaleに相応しく、
元の「仮面舞踏会」を凝縮した作品であると私は感じています。
実際弾いてみると、とにかく様々な要素が出てくるので、大変楽しい。
様々な要素が登場する = 様々な音色遊びが出来る。
これがPiano Duo作品として書かれているだけに、相方がどう出てくるか、
それに対して、自分がどう応える演奏をするか....
そういった面白味を十分に感じて弾くことの出来る作品だと思います。
モティーヴの単旋律断片を、わざわざ両手に十六分音符単位に交互に置いているが故に出来る「遊び」
(楽譜を見てもらえればすぐに判ると思いますが....)も堪能出来ます。
これは聴いているだけでは、なかなかわからない、この作品の魅力だと思います。
逆に、当初、この"わざわざ両手に十六分音符単位に交互に置いている単旋律断片"を
片手で弾いていたのですが、これではF.Poulenc 故の魅力はわからない!
作品の中間部には "mouvement de tango languide"と記された部分が置かれていますが、
まさに"Jazz Night!!"と思うのは私だけでしょうか?
多作家F.Poulencの作品の中でも特に魅力ある作品だと思います。



・Eric Satie [エリック・サティ] の「Parade [パラード]」

バレエ音楽「パラード」--現実主義的な1幕のバレエ-- というこの音楽は、
「コラール〜赤い引き幕の前奏曲」、「中国人の手品師」、「アメリカ人の少女」、「定期船ラグタイム」、
「アクロバット」、「マネージャーたちの踊り〜フィナーレ」
という6つの曲で構成されています。
タイトルの「パラード」とは、旅芸人一座が公演の前に街頭において行う
客の呼び寄せ・呼び込みのようなもののことらしいです。
台本をかのジャン・コクトーが書き、舞台装置と衣裳は何とパブロ・ピカソ!!
レオニード・マシーヌの振り付けで、ディアギレフのロシア・バレエ団によって、
パリのシャトレー座で1917年の5月18日に初演されました。

♪音源 → オーリアコンプ指揮, パリ音楽院管弦楽団 の演奏のCD [EMI CLASSICS : TOCE-9820]



参考文献

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